真空成形とは
熱可塑性樹脂のシートを成形機の加熱ゾーンで加熱軟化させます。
シートを金型に密着させ、残った空気を真空ポンプで急速に引きます。
金型表面の形を再現させるプラスチックの成形法です。
シートを金型に密着させ、残った空気を真空ポンプで急速に引きます。
金型表面の形を再現させるプラスチックの成形法です。
真空成形の工程図
ロール巻シート ⇒ 材料クランプ ⇒ シート加熱(150~250℃) ⇒ シート軟化金型上昇(軟化シートの押し上げ) ⇒ 真空吸引(金型に密着) ⇒ 空気冷却 ⇒ 成形品硬化 ⇒ 金型下降/エアー吹き込み(金型離型) ⇒ カッティング ⇒ 排出
プラスチックの種類
真空成形加工できる主なプラスチックシートのご紹介です。
・PET(ペット樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂)
・A-PET(ペット樹脂: 透明性はガラス並みです)
・PS(ポリスチレン樹脂、透明)
・PP(ポリプロピレン樹脂、透明)
・PE(ポリエチレン樹脂、透明)
・PC(ポリカーボネート樹脂、透明)
・A-PET(ペット樹脂: 透明性はガラス並みです)
・PS(ポリスチレン樹脂、透明)
・PP(ポリプロピレン樹脂、透明)
・PE(ポリエチレン樹脂、透明)
・PC(ポリカーボネート樹脂、透明)
※色付きもあります。 PC=黒、PS=黒、白、PP=ブラウン、グレー
※植毛付きシートもあります。 用途例は万年筆ケースです。
※植毛付きシートもあります。 用途例は万年筆ケースです。
真空成形のメリット・デメリット
メリット
製品のコスト/早い納期!
●金型代金が安い…射出成形の約1/10
●納期が早い…受注後約20日で頭出し可能
●大型成形が可能
●納期が早い…受注後約20日で頭出し可能
●大型成形が可能
越谷化成では超小型部品の成形品もご提供しています。
デメリット
製品の肉厚に制約がある
製品の肉厚の調整が難しい
製品の高さに制約がある
金型について
金型は、成形後のプラスチックの収縮率を考慮して製作します。
・PET=4/1000
・PP =15/1000
・PS =3/1000~8/1000
・PE =25/1000~35/1000
・PP =15/1000
・PS =3/1000~8/1000
・PE =25/1000~35/1000